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長期優良住宅のデメリット・後悔ポイント7選│失敗を避ける対策についても解説

長期優良住宅のデメリットや後悔は、建ててから気づくケースがあります。

建築費用の高さや設計上の制約、維持管理の手間など、メリットばかりに目を向けていると「思ったより負担が大きい」と感じる可能性がありますので注意が必要です。

本記事では、長期優良住宅でよくあるデメリットや後悔ポイントを7つに整理し、避けるための具体的な対策も解説します。

これから石川県で長期優良住宅を検討される方は、ぜひ参考にしてください。

〈関連ページ〉長期優良住宅とZEHはどっちがいいか。併用はできる?補助金や住宅ローンとの関係性とともに解説

そもそも長期優良住宅とは│制度の概要をご紹介

そもそも長期優良住宅とは│制度の概要をご紹介

はじめに、長期優良住宅とはどういった制度なのか、概要や認定を受けるための要件をご紹介します。

制度の概要

長期優良住宅とは、住宅を長寿命化し、将来にわたって安心・快適に暮らせるように設けられた国の認定制度です。

耐震性や省エネ性、維持管理のしやすさなど、住宅性能に関する基準を満たすことで認定を受けられます。

一定の仕様を満たすことによって、住宅の資産価値を維持しやすくなるほか、住宅ローン減税の拡充や固定資産税の軽減といった優遇制度も利用可能です。

環境負荷を抑えつつ、世代を超えて住み継げる家を目指す取り組みとして注目されています。

認定を受けるための条件

長期優良住宅の認定を受けるには、以下のような基準を満たす必要があります。

  • 劣化対策:住宅の耐用年数を長く保つ構造
  • 耐震性:耐震等級2以上が目安
  • 省エネルギー性:断熱性能や設備の省エネ基準を満たす
  • 維持管理・更新の容易性:点検や交換がしやすい設計
  • 可変性:将来的な間取り変更に対応可能
  • 居住環境への配慮:周辺環境との調和

これらを満たすことで「長期的に安心して住み続けられる家」として国の認定を受けられます。

長期優良住宅のメリット

長期優良住宅のメリット

長期優良住宅の基準を満たすことには、多くのメリットがあります。

  • 税制優遇:住宅ローン減税の控除枠拡大、固定資産税の軽減など
  • 補助金の活用:国や自治体の補助制度の対象となる
  • 資産価値の維持:性能が証明されることで売却時に有利に
  • 長寿命・安心:耐震性や劣化対策により世代を超えて住み継げる
  • 環境への貢献:省エネ性能により光熱費削減やCO2排出抑制に

こうした制度的、経済的なメリットに魅力を感じる方は、ぜひ長期優良住宅への適合をご検討ください。

『デザインと高性能 細心設計のフジタ』では、長期優良住宅のほか、ZEHやGX志向住宅など、様々な基準、制度に適合する住まいを実現しています。

石川県でこうした基準を満たす高性能な家をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。

長期優良住宅を選ぶデメリット・後悔7選

長期優良住宅を選ぶデメリット・後悔7選

長期優良住宅は高性能で安心できる一方、建築費や維持管理の負担など「思っていた暮らしと違う」と感じる場面もあり、後悔につながることがあります。

設計の段階で把握しておくべきデメリットを7つ整理してご紹介します。

  • 建築費用が高くなる
  • 設計、工事の期間が長くなる
  • 間取りやデザインが制限されることがある
  • 維持管理や点検の義務が生じる
  • リフォームの際に制約を受けることがある
  • 売却時の評価が想定より低い場合がある
  • 長期優良住宅でも問題が生じる可能性はある

建築費用が高くなる

長期優良住宅は耐震性や省エネ性、劣化対策などの基準を満たす必要がありますので、一般的な住宅と比べて建築費用が高くなる傾向があります。

追加コストは100万~200万円以上かかる場合もあり、予算を圧迫する原因となります。

長期優良住宅の適合を受けた際に活用できる補助金や減税制度を利用して、経済的負担を抑えることを意識しましょう。

石川県で高性能住宅をご検討中の方は、フジタまでお気軽にご相談を

設計、工事の期間が長くなる

認定を受けるための設計や書類準備、審査手続きが必要ですので、着工までの期間が長くなることがあります。

また、工事においても基準を満たすための仕様確認や追加工事が発生するケースもあり、通常よりも完成までに時間がかかる点はデメリットになります。

間取りやデザインが制限されることがある

長期優良住宅は、耐震性や維持管理性を確保するために間取りや設備配置に一定の制約が生じる場合があります。

自由度の高いデザインを希望しても、構造上の制限や申請上の基準によって調整を迫られることも少なくありません。

「自由設計を最優先にしたい」という方にとっては不満につながる可能性がありますので注意が必要です。

〈関連ページ〉リビングとダイニングが別空間の間取りの実例紹介│一体の間取りとの違いも注文住宅の実例つきで解説

維持管理や点検の義務が生じる

長期優良住宅は、建築後も定期的な点検や維持管理を行うことが義務づけられています

劣化対策や設備交換の履歴を残す必要があり、時間的・金銭的な負担となることがあります。

適切に対応しないと認定のメリットを十分に活かせないため、「建てたら終わり」と考えている方には手間と感じられる可能性がありますので注意しましょう。

リフォームの際に制約を受けることがある

リフォームの際に制約を受けることがある

将来リフォームや増改築を行う場合、長期優良住宅としての認定条件を損なわないように計画を立てる必要があります。

そのため、自由な改修が難しいケースがあり、費用や工期が増える可能性もあります。

特に間取りの大幅な変更や耐震性能に関わる工事では、事前の確認や専門的な対応が欠かせません。

売却時の評価が想定より低い場合がある

長期優良住宅は高性能であるものの、不動産市場では必ずしも評価額に直結するとは限りません。

買い手が「長期優良住宅」の価値を理解していなければ、思ったほど高値で売却できないケースもあります。

地域の需要や立地条件が価格に大きく影響しますので、「長期優良住宅だから必ず高く売れる」とは限らない点に注意が必要です。

長期優良住宅でも問題が生じる可能性はある

長期優良住宅は高性能な基準を満たしていますが、施工不良や地盤の問題などによってトラブルが発生する可能性はゼロではありません

また、制度の基準を満たしていても、実際の暮らし方や維持管理状況によって性能が発揮されない場合もあります。

「長期優良=絶対安心」とは言えない点を理解しておくことが大切です。

ご紹介したように、「長期優良住宅=満足」に直接つながる訳ではありません。

実現したい暮らし方に合うように仕様を決めることで理想の住まいは実現できます。

石川県で「長期優良住宅の仕様にするべきか」といった悩みから、その他の住まいに対するお悩みをお持ちの方は、『デザインと高性能 細心設計のフジタ』まで、お気軽にご相談ください。

※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。

長期優良住宅のデメリット・後悔、避けるための対策

長期優良住宅のデメリット・後悔、避けるための対策

デメリットや後悔の声がある一方で、事前にしっかり準備すれば多くの問題は回避できます。

記事の終わりに、長期優良住宅を建てる際に取り入れたい5つの対策をご紹介します。

  • 補助金や減税制度の活用
  • 工事期間に十分な余裕を設ける
  • 維持管理の手間や費用を想定する
  • リフォームを想定した設計にする
  • 実績が豊富で信頼できる工務店に依頼する

補助金や減税制度の活用

長期優良住宅は建築費が高くなりがちですが、補助金や税制優遇を活用することで負担を大幅に軽減できます

たとえば住宅ローン減税の控除枠拡大や固定資産税の軽減措置、自治体独自の補助金などが代表的です。

制度は年度ごとに変わるため、最新の情報を工務店や行政窓口で確認することが重要です。

事前に活用できる制度を把握しておけば、費用面の後悔を防ぎ、長期優良住宅のメリットを最大限に受けられます。

〈関連ページ〉長期優良住宅補助金はいつまでに│申請タイミング、方法を解説「もらえない」を防ぐ「もらい方」を紹介

工事期間に十分な余裕を設ける

長期優良住宅は認定に必要な設計や審査の工程が加わるため、通常よりも工期が延びる可能性があります。

引き渡しまでのスケジュールに余裕を持たせることで、書類不備や追加工事などのトラブルが発生しても慌てず対応できます。

特に入居のタイミングが決まっている場合、工期に余裕を見込まないと「間に合わない」という後悔につながりかねませんので、事前に余裕を持った工程表を組み、計画的に進めることが大切です。

維持管理の手間や費用を想定する

維持管理の手間や費用を想定する

長期優良住宅は建築後も定期的な点検や維持管理が求められるため、時間や費用の負担が発生します。

後から負担に感じないよう、点検サイクルや費用をあらかじめ見積もり、将来の家計やメンテナンス計画に組み込むことが重要です。

また、点検記録や修繕履歴を残しておくことで、将来の売却時に資産価値をアピールできる利点もあります。

維持管理を「コスト」ではなく「資産を守る投資」と捉えることで、後悔を防ぎましょう。

リフォームを想定した設計にする

将来的なリフォームやライフスタイルの変化を見据えて設計することで、長期優良住宅ならではの制約を乗り越えやすくなります。

間取りを柔軟に変更できる「可変性」の確保や、構造に影響を与えない設計を取り入れることで、将来の大規模改修にも対応可能です。

また、リフォームを想定した配管・配線計画をしておけば、費用や工期の負担を抑えることができます。

あらかじめ将来の変化を考慮することで、後悔のリスクを大幅に減らせます。

実績が豊富で信頼できる工務店に依頼する

長期優良住宅の認定をスムーズに取得するには、制度に精通した工務店を選ぶことが欠かせません。

実績が豊富な施工会社であれば、設計や書類申請の段階から適切にサポートしてくれるため、認定取得に伴うトラブルや後悔を防げます。

さらに、建築後の点検やメンテナンスについても一貫して対応してもらえると安心です。

会社の施工事例や評判を確認し、信頼できるパートナーを見つけることで、長期優良住宅のメリットを最大限に活かせます。

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まとめ│石川県の長期優良住宅はフジタまで

まとめ│石川県の長期優良住宅はフジタまで

長期優良住宅は、耐震性や省エネ性に優れ、補助金や税制優遇といった大きなメリットがありますが、一方で建築費や維持管理の負担など、デメリットや後悔の声も存在します。

大切なことは注意点を理解し、適切な対策を講じたうえで家づくりを進めることです。

石川県で長期優良住宅を検討する際は、制度に精通し施工実績も豊富な「デザインと高性能 細心設計のフジタ」へぜひご相談ください。

※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。

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