
「リビングとダイニングが別空間の間取りには、どのような特徴がありますか?」
こうしたご質問を頂くことがあります。
近年はリビング・ダイニング・キッチンが一体的な間取りが一般的で、特にリビングとダイニングが離れた間取りは多くありません。
しかし、リビングとダイニングが別空間となった間取りならではの特徴もあります。
そこで本記事では、リビングとダイニングが別空間の家について、間取り図や施工事例とともに特徴を解説します。
比較しやすいように、一体となった家の間取り図や施工事例も紹介しますので、リビングとダイニングの間取りに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
Contents
「リビングとダイニングが別空間の家」間取り付きで紹介
はじめに、リビングとダイニングが別空間となった家について、間取り図とともに特徴を紹介します。
リビング・ダイニング・キッチンが別空間となった間取り

最初に紹介する間取りは、リビングとダイニングに加えて、キッチンも独立した間取りの注文住宅です。
隣接してはいるものの、それぞれ空間は別になっていて、テレビを見る方、ダイニングで本を読む方、キッチンで調理する方、それぞれの時間を大切にできる間取りといえます。
リビングのみ別空間となった間取り

続いて紹介する間取りは、ダイニングとキッチンが一体となる一方で、リビングだけ別空間で独立した間取りになった注文住宅です。
こちらの間取りでは、調理や食事に関してはキッチンおよび横並びのダイニングで過ごし、だんらんの時間はリビングで過ごすなど、空間ごとに役割が与えられています。
また、中庭を囲んでリビングとは反対側にファミリースペースを設け、読書や勉強など静かに過ごすための場所を確保している点も特徴的です。
「リビングとダイニングが一体の家」間取り付きで紹介
続いて、リビングとダイニングが一体の空間となった家はどのような特徴があるのか、間取り図とともにご紹介します。
LDKが隣接した間取り

こちらの間取りは、リビングとダイニング、キッチンが一体的になった間取りです。
それぞれの間取りが隣接していることから、家族間の会話が容易でコミュニケーションを取りやすい点が最大のメリットです。
また、リビングを中心に玄関、キッチン、和室と各方面に移動できることから、動線にも優れた間取りといえます。
ソファの方向を90度変えた間取り

こちらの間取りも、LDKの距離が近く一体的な間取りですが、先ほどの事例とは異なりソファに座る方向が90度変わっています。
角度が変わることで、ソファに座ったとき、キッチンやダイニングのご家族とコミュニケーションを取りやすい点が特徴的です。
ただし、キッチンやダイニングで過ごすご家族からはテレビを見づらい点には注意が必要です。
このように、リビングとダイニングの関係性によって、住まいの特徴は大きく変わります。
ご家族の過ごし方によって最適な間取りは変わりますので、石川県でリビング・ダイニングの関係性に迷っている方は、『デザインと高性能 細心設計のフジタ』までお気軽にご相談ください。
※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。
「リビングとダイニングが別空間の家」の特徴を事例付き解説
ここからは、実際にリビングとダイニングを別空間にした場合と一体空間にした場合、それぞれどういった特徴の家になるのか、注文住宅の実例写真とともに解説します。
まずは、リビングとダイニングを別空間にした場合の特徴をご紹介します。
間取りごとに異なる空間づくりができる

1つ目は、間取りごとに異なる雰囲気や機能性の空間を作れることです。
注文住宅を建てる上で、「こんな家を建てたい」など希望は膨らむものです。
このとき、リビングとダイニングが別空間であれば、それぞれ異なる雰囲気の内装デザインで仕上げることができます。
だんらんと食事のメリハリをつけられる

2つ目は、リビングではだんらん、ダイニングでは食事と生活のメリハリをつけられることです。
別の空間にすることで間取りごとに使用目的を明確にできますので、リビングで食べかすが散らばるなどの問題も解消可能です。
▶関連ブログ:【施工事例特集】視線を遮る仕切りの工夫で快適な暮らし空間を実現しよう
家族だけの空間を確保できる

3つ目は、家族だけの空間を確保できることです。
リビングとダイニングが別空間であれば、来客がダイニングを利用しているときでも、リビングを利用することができます。
このため来客の多いご家族にも、別空間の間取りはおすすめです。
家族間の距離感を調整しやすい

4つ目は、家族間の距離を調整しやすいことです。
テレビを見るなどだんらんの時間だけでなく、勉強や読書など一人で静かに過ごす時間が欲しい瞬間もあります。
リビングとダイニングを分けることで、その時々に応じた居場所を確保することができます。
広い床面積が必要になる

5つ目は、広い床面積が必要になることです。
LDKを一体の空間にする場合、間取り同士で通路を共有できることから、床面積を節約することが可能です。
一方で別空間とする場合は、それぞれ通路を確保する必要がありますので、一体にする場合より広い床面積が必要となります。
▶関連ブログ:注文住宅でのよくある間取り失敗例3つと失敗しないためのポイント!
リビングとダイニングが別空間の間取りでは、このような特徴の住まいになります。
石川県で家づくりをご検討中の方で、こうした間取りが気になる方は、細心設計でお施主様にぴったりの家を建てる『デザインと高性能 細心設計のフジタ』までお気軽にご相談ください。
※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。
リビング・ダイニング「一体」の家の特徴を事例付き解説
続いて、リビングとダイニングが一体になった家を建てる場合の特徴を実例とともにご紹介します。
広々とした空間構成になる

1つ目は、広々とした空間構成になることです。
リビングやダイニング、キッチンが一体となることで、間取りを仕切る壁が取り払われますので、開放的で広々とした空間を実現可能です。
視線が遠くまで届きますので、実際の床面積以上の広がりを感じられます。
日当たり、風通しの改善に役立つ

2つ目は、日当たりや風通しの改善に役立つことです。
間取り間の仕切りがなくなることで、自然光が部屋の奥まで届くこと、窓から吹く風が通り抜けることにつながります。
結果として、室内の湿気や匂いをスムーズに排除でき、衛生的な環境を作ることが可能です。
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シンプルな間取りで動線がスムーズになる

3つ目は、シンプルな間取りでスムーズな動線になることです。
調理から配膳、食事、だんらん、いずれの時間もリビングが中心になりますので、リビングを中心に他の間取り(目的地)へと最短ルートで移動可能です。
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家族の一体感が生まれコミュニケーションが活発になる

4つ目は、家族間のコミュニケーションが促進されることです。
一体となった間取りではLDKが隣接しますので、自然と家族間の会話が生まれることとなります。
同じ映画を視聴したり、ダイニングで一緒に調理するなど、体験を共有することで家族の仲も深まります。
視線が届きお子さまが小さいうちは安心

5つ目は、視線が行き届くことから、お子さまが小さいうちは安心感が高まることです。
ハイハイや歩行しはじめなど、お子さまが小さいうちは目線の届く場所にいなければ心配になるものです。
LDKが一体の間取りであれば、キッチンから全体を見渡せますので、安心してお子さまを見ていられます。
掃除などのメンテナンスが容易になる

6つ目は、掃除などのメンテナンスが容易になることです。
一体となった間取りでは、壁、ドアや引き戸などの建具が少なくなりますので、日々の掃除が容易になります。
特にロボット掃除機など自動で掃除する機器を利用する場合は、部屋間がつながるメリットが大きくなります。
リビングとダイニングが一体となった間取りを選択した場合、このような特徴を持つ家になります。
なお、今回ご紹介した事例のほかにも、弊社では様々な種類の間取りの家を建てています。
石川県でこだわりの間取り、内装の家を見てみたい方は、『デザインと高性能 細心設計のフジタ』の施工事例をご確認ください。
まとめ│ご家族に合うリビング・ダイニングを検討しよう

「リビングとダイニングが別空間の間取りには、どんな特徴がありますか?」
こうした疑問に答えるために、別空間、一体空間それぞれの特徴を、石川県で建てた注文住宅の間取りや施工事例とともに解説しました。
どちらも異なる特徴がありますので、ご家族のライフスタイルに合う間取りを選ぶことが重要です。
石川県で家づくりをする中で、別空間と一体空間、どちらを選べばよいか分からなくなった場合は、紹介したように豊富な施工実績を持つ『デザインと高性能 細心設計のフジタ』まで、お気軽にご相談ください。
※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。