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コラム

長期優良住宅補助金はいつまでに│申請タイミング、方法を解説「もらえない」を防ぐ「もらい方」を紹介

「補助金を活用しながら、長期優良住宅を建てたい。いつまでに申請すればよいでしょうか」
こうした疑問をお持ちの方は多いものです。

長期優良住宅は耐久性や省エネ性能などに優れ、将来にわたって安心して暮らせる住まいですが、一般的な住宅より建築費用が高くなる傾向があります。

費用の負担を軽減するために本記事では、長期優良住宅に関する補助金の申請のタイミングや制度の概要、さらに「もらえない」を防ぐための注意点まで詳しくご紹介します。

長期優良住宅とは

長期優良住宅とは

長期優良住宅とは、耐久性や省エネ性、居住環境などに優れ、長く快適に暮らせることを目的に設計・建築された住宅のことです。

国の定める認定制度に基づき、以下の基準のいずれかの項目を満たす必要があります。

  • 劣化対策
  • 耐震性
  • 省エネルギー性
  • 維持管理と更新の容易性
  • 可変性(将来の間取り変更への対応)

また、認定を受けることで、以下のような優遇措置を受けられる可能性があります。

  • 住宅ローン減税の控除枠拡大
  • 固定資産税、不動産取得税の軽減
  • 登録免許税の軽減
  • 各種補助金の利用

初期費用は高めでも、補助金の活用や税金の減免によって実質的な費用負担を軽減できます。

また、メンテナンス費用や光熱費の削減、資産価値の維持にもつながりますので、長期的にメリットが大きくなる制度といえます。

長期優良住宅として家を建てるメリット

長期優良住宅として家を建てるメリット

改めて、長期優良住宅の仕様で自宅を建てるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

主なメリットは以下の6つです。

  • 補助金、税制優遇(住宅ローン減税の控除枠拡大、固定資産税の軽減など)
  • 住宅ローンの金利優遇(フラット35Sなど)
  • 省エネ性能向上による光熱費の削減
  • 劣化対策、耐震性の向上で修繕リスクと維持費の抑制
  • 維持保全計画に基づく点検、更新による長寿命化
  • 認定による信頼性で資産価値、流通性が高まりやすい

特に家計へのインパクトが大きいのは、税制や金利の優遇で住宅ローンその他の支払い負担が軽減される点です。

加えて、補助金の利用によって初期費用を軽減できる点、光熱費や修繕費が安くなることなど、経済性が高い点は大きなメリットです。

資産価値が低下しがちな戸建て住宅において、信頼性の高い住まいであることから資産価値を維持できる点も強みになります。

〈関連ページ〉【家づくりの基本】コスパの良い家づくりを叶えるための基本

石川県で新築を計画している方の中で、こうした有利な点がある長期優良住宅にご興味のある方は、『デザインと高性能 細心設計のフジタ』まで、お気軽にご相談ください。

耐久性の高い仕様の住まいを実現するお手伝いを致します。

※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。

長期優良住宅として家を建てるデメリット

長期優良住宅として家を建てるデメリット

一方で、自宅を長期優良住宅として建てる場合のデメリットもありますのでご紹介します。

  • 認定基準を満たすため、一般的な住宅より建築コストが高くなりやすい
  • 申請手続きや必要書類が多く、時間と労力がかかる
  • 設計や仕様に一定の制約があり、自由度が下がる場合がある
  • 工務店やハウスメーカーによっては対応できない場合がある

最大のデメリットは、性能向上のための材料・設備コストや申請関連費用が加算される点です。

また、基準を満たすため設計の自由度が一部制限され、「実現したい間取りやデザイン」が通らない場合もあります。
さらに、認定取得には詳細な図面や書類提出、行政とのやりとりが必要で、着工までのスケジュールに余裕が求められます。

ただし、費用に関する負担は税制優遇や補助金、長期的な維持費削減によって相殺できる場合も多く、建築費の増減や長期的な費用の増減を合わせて検討することがおすすめです。

長期優良住宅に関連する補助金の紹介

長期優良住宅に関連する補助金の紹介

長期優良住宅を建てる際は、国や自治体の補助制度を上手に活用することで、建築費の負担を大きく軽減できます。

具体的にどういった補助金があり、どの程度の補助金額を獲得できるのか、2025年時点での制度(長期優良住宅の基準を満たす場合)を一覧でご紹介します。

  • 子育てグリーン住宅支援事業:80万円の補助
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業:160万円の補助
  • 住宅ローン減税の拡充:対象金額の1,000万円増額
  • 投資型減税:最大650万円の所得税額控除
  • 固定資産税の軽減:軽減期間2年間延長
  • 不動産取得税の軽減:控除額の100万円増額
  • 登録免許税の軽減:登記申請時の税率引き下げ
  • 石川県 住まいの省エネ促進事業費補助金:10万円の補助

こうした各種制度を活用することで、実質的な費用を軽減しながら、快適で長持ちする家を建てることが可能です。

なお、「石川県 住まいの省エネ促進事業費補助金」のような地方自治体独自の補助金は、国が運用する制度と組み合わせて利用できる場合があります。

併用できる制度は活用して、実質的な建築費用の負担を減らしましょう。

長期優良住宅の申請はいつまで│タイミングと申請方法を紹介

長期優良住宅の申請はいつまで?タイミングと申請方法を紹介

紹介した長期優良住宅に関する各種補助金、気になるのは「いつまでに申請すればよいのか」ということです。

そこで、2025年に実施される各種補助事業について、申請タイミングをご紹介します。

  • 子育てグリーン住宅支援事業:2025年12月31日まで
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業:Ⅰ期 2025年9月30日 Ⅱ期 2025年12月22日まで
  • 住宅ローン減税:建築確認の期限2025年12月31日まで
  • 投資型減税:2025年12月31日までに新築
  • 石川県 住まいの省エネ促進事業費補助金:2025年3月31日まで

申請は多くの場合、登録事業者(工務店やハウスメーカー)が代理で行います。

必要書類は、設計図書や性能証明書(長期優良住宅の認定を示す書類)、契約書の写しなどで、制度ごとに細かい条件があります。

適切に補助金を受け取るためには、施主は事業者と連携し、着工前の段階から補助金の対象要件を満たす計画を立てることが重要です。

石川県で各種補助金や減税制度を活用した新築をご検討中の方は、GX志向型住宅からZEH、長期優良住宅まで幅広い仕様に対応する、『デザインと高性能 細心設計のフジタ』まで、お気軽にご相談ください。

※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。

補助金の「もらえない」を防ぐ注意点を紹介

補助金の「もらえない」を防ぐ注意点を紹介

長期優良住宅の補助金は申請条件や時期を誤ると受け取れないことがありますので、制度内容を正しく理解し早めに準備を進めることが大切です。

工務店や自治体窓口と連携し、次のような条件の確認とスケジュール管理を徹底しましょう。

  • 予算の上限に達した場合に早期終了する可能性がある
  • 県や市区町村独自の補助金もチェック
  • 補助金の認定条件を設計の段階でチェック
  • 最新の情報を公式ホームページからチェック

予算の上限に達した場合に早期終了する可能性がある

多くの補助金は、国や自治体ごとに予算枠が設けられており、上限に達すると申請期限前でも受付が終了します

補助金の受け付けから1か月程度で予算が上限に達するケースもありますので、確実に補助金を受取るために契約や着工の時期を適切に管理しましょう。

また、依頼を検討している工務店、ハウスメーカーに対して、補助金を活用したい旨を早めに伝えることも必要です。

県や市区町村独自の補助金もチェック

国の制度だけでなく、県や市区町村ごとに独自の補助金が用意されているケースもあります。

長期優良住宅は自治体の補助金で対象となることも多く、また国の制度と併用できるケースも少なくありません。

対象条件や金額、申請方法は自治体によって異なりますので、必ず施工予定の自治体ホームページや窓口で最新情報を確認しましょう。

補助金の認定条件を設計の段階でチェック

補助金は、性能基準や設備仕様などの条件を満たしていなければ申請できません

たとえば、断熱性能や耐震等級、劣化対策の仕様といった、認定基準を満たすことが必要です。

設計段階から工務店や設計士と条件を共有し、図面や仕様書に反映することで、条件不足で不交付となるリスクを防ぎましょう。

最新の情報を公式ホームページからチェック

補助金は年度ごとに内容や条件、金額が見直されるほか、突発的に予算変更や新制度が創設されることもあります。

古い情報のまま計画を立てると、申請できない、金額が違うといったトラブルにつながります。
国交省や制度の公式サイト、自治体ホームページを定期的にチェックし、最新情報を把握しましょう。

可能であれば、工務店や専門家にも確認してもらうことで、誤情報による申請ミスを防げます。

まとめ│石川県での長期優良住宅はフジタにお任せ

まとめ│石川県での長期優良住宅はフジタにお任せ

長期優良住宅は、補助金や税制優遇を活用することで、建築コストを抑えつつ高性能で長く快適に暮らせる住まいを実現できます。
ただし、制度には申請期限や条件があり、早めの準備と正確な情報収集が欠かせません。

『デザインと高性能 細心設計のフジタ』では、石川県での長期優良住宅の設計から補助金申請までを一貫してサポートします。

地域の制度にも精通し、最適なプランをご提案しますので、石川県での家づくりをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。

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