株式会社フジタ

住宅コラム

細かすぎて伝わらない!?フジタの細心設計。デザインを創るポイントは?

今回はフジタのモデルハウスを、細かい視点から解説!

マニアックすぎて?細かすぎて伝わらないデザインの細心設計を公開します。

また最終的に「整ったデザイン」に仕上げるために必要な、「たった1つのコト」も紹介していきますので、最後までご覧ください。

それでは、今回の記事のポイントです。

  • ・スマートなデザインを創り出すために必要な要素は「造作部材」
  • ・空間ノイズが少ない納まりにすることが大事
  • ・デザインは全てにおいて「程よいアクセント」で整える
  • ・注文住宅とは言え、細部までみなさんが指示することは実質不可能なため、「” 勝手に細部まで整えてくれる住宅会社 ” をみなさんが選ぶこと」が大事
  • 1. 小松市北浅井モデルハウスを事例に


    出典:小松市北浅井モデルハウス

    今回はフジタの北浅井モデル(平屋モデルハウス)を事例として、普段は取り上げないような細かい部分を解説していきます。

    1-1. デザインを整える基本は「造作」

    建築で言う造作部材とは、ドアの枠材・巾木・窓枠といった部分のことです。

    現場に合わせて造るモノを「造作物」ということもありますが、今回取り上げる部分は納めに使う部材のことです。


    出典:北浅井モデルハウスで撮影

    例えば、こちらのキッチン前のカウンターですが、見付と呼ばれるカウンターの厚みを薄くして設計しているのと共に、下部に掘り込みを作って「浮いているように」見せています。

    また、キッチン前の壁と「面(つら)」を合わせた設計にしており、” 変な出っ張り ” がありません。

    上図はフリー素材の写真ですが、むしろ一般的なキッチンと言えます。

    キッチン前のカウンターは壁の厚みから少し太いカウンターになっており、壁から少し飛び出ています。

    しかし、これは建築上の納まりとしては「正常」なのです。

    一般的には壁に対して少し出っ張らせることで、壁の歪み・斜めになっている点を隠すような施工が多いです。

    この納まりは「正常」ではあるものの、デザイン性を考えた時にはどちらの方がキレイに見えるか?は一目瞭然です。

    1-2. 空間のノイズを減らす

    インテリア・エクステリアのデザインを仕上げていく上で、色や素材も大事な要素ですが、キレイに見せるためには「空間のノイズ」を如何に減らすか?が重要です。

    「空間のノイズ」とは何か?

    出典:大建・楽天市場

    例えば壁と床の間(取り合い)にある巾木(はばき)を例にとってみましょう。

    「通常」の納まりとしては、コーナーにこのようなキャップを被せて施工するケースが多いです。

    また一般的には約5cm程度の巾木を使って、不陸(床の段差の僅かなゆがみ)を分かりにくくするクッションが付いたものを使っている住宅会社が多いです。

    フジタでは、このように巾木は最小限にコンパクトな納めにしており、空間におけるノイズ=野暮ったさを減らしています。


    出典:北浅井モデルで撮影

    細かい部分に関しては、モデルハウスで見学いただいたときに見てほしいポイントですが、フジタでは、幅木なども極力スマートに見えるように意識して施工しています。

    このように、建築施工としては「通常」だとしても、見え方においてノイズになるかどうかまで考えて施工するのと、そうでない施工では大きな違いが出てきます。

    1-3. 枠を極力見せないデザイン

    枠はデザインをキレイにみせるために重要な要素です。


    出典:ノダ・引戸

    一般的に建具(ドア)は、枠材を回してドアを固定したり、引戸のレールなどのガイドを設置します。

    フジタでも、このような枠材を使って施工を行っていますが、基本的に枠が目立たないような施工をしています。


    出典:北浅井モデルハウスで撮影

    こちらはリビングと廊下の間のドアですが、天井にレールを埋め込ませて枠がない納まりにしています。

    これによりリビングから見える壁に、枠というノイズがなくスッキリした印象に仕上げています。

    ただし、これも全てこの写真のような納まりにしているわけではなく、例えば和室であれば和室に応じた納まりで設計施工を行ったりと「適材適所」で都度変えています。

    デザインだけを意識していると、実際の使い勝手が悪くなることがあり、デザイン重視の新築では「よくある失敗例」となっています。

    フジタの細心設計はデザインだけでなく、このような使い勝手も考えた上で適材適所の設計をしていますので、ご安心ください。

    2. 程よいアクセントでインテリアを整える


    出典:小松市北浅井モデルハウス

    インテリアにおいてアクセントは、おしゃれなデザインへの重要な要素です。

    例えば、上図の北浅井モデルハウスにおいては、黒色の素材を適度に散りばめることで、モダンな雰囲気を出しています。

    茶色とグレーだけになると少しぼやけた印象になってしまうため、レンジフード・柱・照明器具に黒色を採用しています。

    あまり、ここでのアクセント色である黒色を多くすると、” くどい ” 印象になってしまうため、なんでも程よいバランスが大切です。

    3. 選ぶべきポイントは細部ではなく「実現できる会社」

    このように、フジタの北浅井モデルハウスを例に細部のこだわりの ” 一部 ” を紹介しましたが、他にもたくさんの工夫を詰め込んで全棟お引き渡しを行っています。

    注文住宅は1から10まで「注文」できるとは言え、注文するのは色や素材などで、上記で解説したような「納まり」まで指定する方はいらっしゃいません。

    万が一いらっしゃったとしても、建築は一品一葉な商品であるが故にできないこともあります。

    また建築上の様々な理由から、その施工をやらない方が賢明な場合もあり、細部については実質「その住宅会社の標準的な施工能力」に「おまかせ」になります。

    そのため、インスタグラムなどで好みのデザインを悩むのはOKですが、そのデザインを実現できる会社かどうか?を会社を選ぶポイントにした方がよいでしょう。

    色や素材は、その建築資材を買ってくれば、どこの住宅会社でも同じような「見た目」にはできますが、「仕上がり」は大きく異なります。

    みなさんが住宅会社選び・モデルハウス見学で見ていただきたいポイントは、このような細部の仕上げまでしっかり面倒を見ている「会社」かどうか?です。

    4. フジタで公開中のモデルハウス


    出典:入江モデル

    フジタでは金沢市・野々市市・白山市を中心に、常時モデルハウスの見学を承っております。

    どのモデルハウスでも、細部にこだわった施工をしており、実際に一定期間展示した後は売却もしています。

    豪華絢爛に作っているわけではなく、販売前提で施工しているため、どのモデルハウスも基本的には「標準的な施工・設計」がご見学できます。

    気になった方は、こちらの「内見会・展示場情報」でお近くのモデルハウスにご予約の上、お気軽にご見学ください。

    内見会・展示会情報 | 株式会社フジタ

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