石川県で新築を予定している方の中には「新築住宅向けの補助金を利用したい」とお考えの方もいます。

そこで本記事では、2025年に石川県で家を建てる際に利用できる、国や県、市町村の補助金について解説します。

現在確認できる範囲で2026年の補助金の情報についてもお伝えしますので、これから家を建てる方はぜひ参考にしてください。

2025年、石川県の新築住宅向け補助金（国）

はじめに、石川県での新築に利用できる補助金のうち、国が主体となって事業を進める補助金についてご紹介します。

子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業は、省エネ性の高い住宅を建てた方、リフォームをした方を対象に補助金が交付される制度です。

• 補助金額：最大160万円（新築の場合・対象住宅によって異なる）
• 申請期間：2025年12月31日まで

〈関連ページ〉【GX志向型住宅】補助金はいつからいつまで？「160万円」受け取る条件や制度利用のメリット・デメリットを分かりやすく解説

戸建て住宅ZEH化等支援事業

戸建て住宅ZEH化等支援事業は、省エネ性が高く、再生可能エネルギーも導入し、家庭内でのエネルギー収支をゼロとした住まいを対象に補助金が交付される制度です。

• 補助金額：最大90万円（ZEH+基準の場合）
• 申請期間：2025年4月28日～2025年8月29日など（複数の期間設定あり）

〈参考〉戸建住宅ZEH化等支援事業

住宅ローン控除など減税制度

補助金のほか、次のような税金などの負担を軽減する制度も用意されています。

• 住宅ローン控除：年末ローン残高の0.7％を13年間、所得税・住民税から控除
• 贈与税の非課税措置：父母、祖父母から新築などのために贈与を受ける場合、最大1,000万円まで非課税
• 登録免許税の軽減措置：一定の性能を満たす住宅である場合に軽減税率を適用
• 不動産取得税の軽減措置：一定の面積の新築住宅を取得した場合に受けられる控除
• 固定資産税の軽減措置：新築住宅を取得する際の固定資産税を3年間2分の1に減額
• 住宅ローン金利の引き下げ：一定の基準を満たす場合に、住宅ローン金利を引き下げ

2025年、石川県の新築住宅向け補助金（県）

続いて、石川県が主体となって事業を進める補助金をご紹介します。

住まいの省エネ促進事業費補助金

住まいの省エネ促進事業費補助金は、長期優良住宅、ZEH、GX志向型住宅など、環境に優しい住宅を建てる方が利用できる補助金です。

• 補助金額：最大40万円（省エネ性によって異なる）
• 申請期間：令和7年4月1日～令和8年3月31日まで

〈参考〉石川県　生活環境部カーボンニュートラル推進課「住まいの省エネ促進事業費補助金」

いしかわの森で作る住宅推進事業

いしかわの森で作る住宅推進事業は、手入れ不足の人工林の発生を未然に防ぐべく、一定以上の県産材を利用した住宅に利用できる補助金です。

• 補助金額：最大100万円（県産材の利用率、利用体積によって異なる）
• 申請期間：令和7年4月1日～令和8年3月31日まで

〈参考〉石川県　木材・県産材活用「いしかわの森で作る住宅推進事業」

住宅向け太陽光発電設備普及促進事業費補助金

住宅向け太陽光発電設備普及促進事業費補助金は、再生可能エネルギーの利用拡大のため、太陽光発電システムを設置する場合に利用できる補助金です。

• 補助金額：最大35万円（設置する容量によって異なる）
• 申請期間：令和7年12月26日～令和8年1月30日まで

〈参考〉石川県　生活環境部カーボンニュートラル推進課「住宅向け太陽光発電設備普及促進事業費補助金」

2025年、石川県の新築住宅向け補助金（市町村）

最後に、各市町村が主体となって実施する補助制度をご紹介します。

【金沢市】まちなか・居住誘導区域住宅取得奨励金

まちなか・居住誘導区域住宅取得奨励金は、一定の条件を満たし、中心部に近い区域に新築を購入する方を対象に、一定金額を補助する制度です。

• 補助金額：最大200万円（家を建てる区域、世帯構成などによって異なる）
• 申請期間：住宅に居住した日から6か月以内に申請

〈参考〉まちなか・居住誘導区域住宅取得奨励金

【金沢市】木のある暮らしづくり奨励事業

木のある暮らしづくり奨励事業は、個人住宅に県産材のスギや内外装材、木塀を利用した場合に受けられる補助金です。

• 補助金額：最大25万円（使用した木材の量による）
• 申請期間：建築工事に着手する前

〈参考〉木のある暮らしづくり奨励事業

〈関連ページ〉【2025】金沢市の住宅補助金・助成金・住宅支援制度を一覧で紹介│利用時の注意点も解説

【白山市】若者・子育て世帯定住奨励金

若者・子育て世帯定住奨励金は、白山市で家を建てる、若者世帯や子育て世帯の方に向けた補助制度です。

• 補助金額：最大90万円（年齢や子の有無などによって異なる）
• 申請期間：建築工事に着手する前

〈参考〉若者・子育て世帯定住奨励金

【白山市】三世代ファミリー同居奨励金

三世代ファミリー同居奨励金は、白山市で三世代同居を新たに始めるために住宅を取得する方に向けた補助金です。

• 補助金額：最大90万円（年齢や婚姻からの年数によって異なる）
• 申請期間：新築など工事完了後6か月以内

〈参考〉三世代ファミリー同居奨励金

【小松市】「ようこそ小松」定住促進奨励金

「ようこそ小松」定住促進奨励金は、小松市内で一戸建て住宅の新築や増築、購入する場合に利用できる補助金です。

• 補助金額：最大40万円（申請者の年齢によって異なる）
• 申請期間：令和7年4月1日～令和8年3月19日

〈参考〉小松市　建築住宅課「ようこそ小松」定住促進奨励金制度

石川県で住宅を新築する場合、このように多様な補助制度が用意されています。

必要な条件が異なりますので、石川県で補助金を利用して新築住宅を予定している方は、『デザインと高性能　細心設計のフジタ』まで、お気軽にご相談ください。

2026年の住宅補助金も確認

一戸建てを建てる場合、特に注文住宅として家を建てる場合は、設計と建築に数か月を要する場合も珍しくありません。

対象となる補助金の制度が2026年のものとなる可能性もありますので、参考にご紹介します。

現時点で具体的に情報が公表されている制度は、戸建て住宅のZEH化支援制度です。
現在の制度と同様に、ZEHの場合45万円、ZEH+基準を満たす場合に90万円の補助金が想定されています。

〈参考〉環境省　住宅の脱炭素化促進事業

そのほか、子育てグリーン住宅支援事業の後継制度も予想されていますが、具体的には2025年度補正予算の内容が判明しなければ分からない状況です。

また、自治体の独自制度は同じ内容で次年度も継続するものもありますので、国の制度と合わせて補助金の継続を確認することをおすすめします。

石川県の住宅補助金、利用時の注意点を紹介

新築住宅向けの補助金には、利用する際に注意が必要なポイントがあります。

記事の終わりに、事前に確認したい点をご紹介します。

性能を達成できるハウスメーカーに相談する

1つ目は、目標となる性能を達成できるハウスメーカーに相談することです。

子育てグリーン住宅支援事業の「GX志向住宅」のように、一定以上の高性能な仕様には対応していないハウスメーカーもあります。

間取りやデザインなどの話を進める前に、利用したい補助金がある旨、性能要件を満たしたい旨を相談しましょう。

〈関連ページ〉【性能解説】金沢・白山市近郊の注文住宅に必要な気密断熱性はどのくらい？

補助金の予算の上限に注意する

2つ目は、補助金の予算上限に注意することです。

各種補助金には、年度内に利用できる予算の上限があり、上限に達すると申請期間内であっても、申請は締め切られてしまいます。

子育てグリーン住宅支援事業の予約制度のように、事前に枠だけを確保することも可能ですので、制度を詳しく確認しましょう。

契約、着工などタイミングに注意する

3つ目は、契約、着工などのタイミングに注意することです。

補助金には、契約日、着工日、申請日、完了報告など、タイミングが指定されるケースがあります。

どの期間も過ぎてしまえば補助金の対象外となりますので、必ずチェックしましょう。

事業者が指定されるケースがある

4つ目は、事業者が指定されるケースがあることです。

補助金によっては、「市内に本店のある業者に限る」など、施工会社を限定している場合があります。

補助金を活用する希望がある場合は、検討中の業者が条件を満たしているか確認しなければいけません。

石川県内での補助金を活用した新築は、石川県白山市に本店を構える『デザインと高性能　細心設計のフジタ』にご相談ください。

補助金利用の可否や予算に合わせた住宅計画など、ご希望に沿った家づくりをいたします。

まとめ│石川県の補助金を活用した新築は「フジタ」まで

新築一戸建てを建てる際、土地や建物の費用負担は大きなものとなります。
このとき、負担を軽減する方法のひとつは、補助金を利用することです。

また、各種減税制度も、長期に渡って効果を発揮し続けますので、ぜひ利用することをおすすめします。

石川県で補助金や減税なども活用した、経済性の高い家づくりをご検討中の方は、『デザインと高性能　細心設計のフジタ』にご相談ください。

デザイン性や性能にも、資金計画にも満足できる家づくりをお約束いたします。