「平屋でもプライバシー性の高い間取りは実現可能でしょうか」
こうしたご質問を頂くことがあります。
平屋は建物の高さが低いことから、道路を通過する車や通行人からの視線、周囲の住宅からの視線を感じやすいと思われがちです。
しかし、間取りの考え方を中心とした対策によって、プライバシー性の高い平屋を実現することは可能です。
本記事では、視線を感じずにプライバシー性の高い、ゆったりとした暮らしを実現するためのポイントについて解説します。
石川県の工務店『デザインと高性能 細心設計のフジタ』では、敷地条件に合わせてプライバシー性を高めた住まいを提案しています。
視線を感じず落ち着ける暮らしを実現したい方は、お気軽にご相談ください。
※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。
Contents
「平屋はプライバシーの確保が難しい」は本当か

そもそも2階建てと比べてどうして平屋はプライバシーの確保が難しいと言われるのでしょうか。
まずは平屋が抱える課題を正しく確認しましょう。
車や通行人からの視線にさらされやすい
平屋がプライバシーの問題を抱えやすい一番の理由は、生活空間の高さと外部の目線の高さが同じレベルにあることです。
2階建てであれば寝室や子ども部屋、場合によってはリビングを2階に配置することで、道路を通過する車や通行人からの視線を物理的に回避できます。
しかし、すべての部屋が1階にある平屋では、窓を開けると同じ高さに道路がありますので、外を歩く人の目線と合ってしまうことも少なくありません。
隣家の2階窓から見下ろされる可能性がある
もう一つの問題点は、周囲に2階建て以上の建物がある場合です。
道路からの視線を遮るために塀で周囲を囲ったとしても、上からの視線を防ぐことは簡単ではありません。
特に南側に隣の家の2階のバルコニーや大きな窓がある場合、自宅の庭やリビングが見下ろされる形となり、落ち着かないと感じてしまう原因になります。
【建物形状で解決】プライバシーを守る間取りパターン

平屋におけるプライバシーの問題を解決するためのアプローチのひとつは、建物の形状で視線を遮ることです。
一般的な正方形や長方形ではなく、あえて凹凸のある形状にすることで、視線を遮ることのできる壁を作り出します。
コの字型・ロの字型:中庭で視線を遮る
建物の形状でプライバシー性を確保する上で高い効果を発揮するのは、中庭(パティオ)を取り入れた形状です。
- コの字型:建物の形状をコの字型にして、くぼみの部分に中庭を設けることでプライバシー性を確保
- ロの字型:中庭を囲むように建物を配置し、完全に閉じた中庭を作り、プライバシー性を確保
こうした中庭を中心としたプランであれば、道路側からも周囲の建物からも視線を遮れますので、カーテンのない生活を送ることも可能です。
〈関連ページ〉カーテンレスな暮らしも叶う。中庭がもたらす住まいへのメリット3つ
L字型:道路や隣家に向けて壁を作る

特定の方向からの視線が気になる場合に有効な形状はL字型です。
人通りの多い道路側には壁を向け、視線が気にならない庭側に向けL字に開くよう配置すれば、一般的な四角形の家と比べてプライバシー性を高められます。
コの字やロの字型の家と比べて、建築費用を抑えやすい点も特徴的です。
【窓配置で解決】明るさを確保しつつ視線を遮る

建物の形状を変えることが難しい場合でも、窓の工夫によってプライバシー性を高められます。
外の景色を取り込むための窓ではなく、通風と光を取り込むための窓という意識を持ちましょう。
天窓(トップライト):頭上から光を取り込む
壁面に窓を作ると外部からの視線が気になる場合は、屋根に取り付ける天窓が効果的です。
隣の家からの視線を気にすることなく、一日中安定した明るさを確保できます。
採光効果の高い天窓は、北側の部屋や住宅密集地の平屋で導入しても高い効果を期待できます。
高窓(ハイサイドライト):空を切り取り、視線を外す

高窓(ハイサイドライト)は天井近くの壁面に設置する窓です。
通行人や車の目線よりも高い位置にあることから、外からは室内の天井しか見えません。
逆に室内からは空が見えますので、視覚的に抜け感が生まれて、部屋を広く見せる効果もあります。
〈関連ページ〉リビングを守る”目隠しアイデア12選”│おしゃれや防犯、採光などを両立する方法を解説
地窓:足元からの採光で落ち着きとプライバシーを両立

地窓は床に近い、低い位置に設置する窓です。
庭に向かって設置すれば、植栽の緑を楽しみながら外からの視線を遮ることが可能です。
床から反射した光は落ち着いた雰囲気になり、特に和室や玄関、寝室といった空間に適しています。
【外構で解決】視線を遮りつつ開放感を確保

建物に加えて外構(エクステリア)までトータルで考えて設計することで、平屋のプライバシー性はさらに高くなります
目隠しフェンス、塀:視線の源を遮る
視線を遮るための確実な方法はフェンスや塀の設置です。
車や通行人といった視線の源を根本的に遮ることができますので、効果的な方法といえます。
一方で、塀との距離や高さによっては、閉塞感を感じる場合や防犯上の問題が生じることもありますので、立地に合わせて「オープン外構」と「クローズド外構」を使い分ける意識も必要です。
植栽、生け垣:自然な緑で緩やかに遮る

人工的なフェンスや塀の圧迫感が苦手な方は、植栽の活用がおすすめです。
1年中葉が付いている常緑樹を窓の前に配置すれば、柔らかな目隠しになります。
室内からは緑が見え、自然を感じられる豊かな暮らしを演出することにもつながります。
アプローチのデザイン:玄関への視線を防ぐ

道路から玄関ドアまで一直線にせずに、あえて折れ曲がりを作ったり、門柱や壁を挟んだアプローチもおすすめです。
こうした対策によって、玄関ドアを開けた瞬間に通りから家の中が丸見えになるといった問題を回避できます。
石川県で平屋の実績が豊富な『デザインと高性能 細心設計のフジタ』では、周辺環境を読み解き、プライバシー性の高いお住まいを実現します。
「明るいけれど、見られない」絶妙なバランスの家づくりをご提案します。
※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。
間取り図でチェック、外からの視線「以外」のプライバシー

プライバシー性を検討する上で気にするべきは、外からの視線だけではありません。
平屋はワンフロアに家族全員がいますので、音や視線といった「家の中でのプライバシー」への配慮も欠かせません。
間取り図ができたら、次のようなポイントについて、音や視線の問題が生じないかシミュレーションしましょう。
- 玄関からリビングが丸見えにならないか
- リビングと個室(寝室・子ども部屋)の距離感は最適か
- 脱衣所はリビングなどから見えないか
- 洗濯物を干す場所は最適か
- トイレの音はダイニングに響かないか
- ワークスペースや書斎の静粛性 など
〈関連ページ〉注文住宅のリビングで後悔しないために抑えるべき点3つとフジタの事例紹介
平屋のプライバシー対策でよくある失敗と対策

プライバシー性は重要な要素ですが、設計の内容によっては住み始めてから「こうすればよかった」と後悔してしまうケースもあります。
よくある失敗と対策の例をまとめましたので、設計の際にチェックしてみましょう。
- LDKの音が家中に響いてしまう:寝室や子ども部屋の間にWICを設ける
- 窓を減らしすぎて日当たりと風通しが悪化した:天窓、高窓などを利用して、プライバシー性と採光・通風を両立
- 夜間に照明をつけると室内が見えてしまう:照明計画と合わせて、遮光性のあるカーテンやロールスクリーン、シャッターを導入
- 塀やフェンスが高く「閉塞感」が出た:塀の手前に植栽を設ける、部分的に塀の高さを変えて「抜け」を作る など
まとめ│プライバシー性の高い平屋は「フジタ」で実現

平屋におけるプライバシー性の確保について解説しました。
プライバシー性を確保する方法は、単に隠したり遮ったりすることだけではありません。
窓の種類や配置によって光や風を通しながら視線を遮ったり、植栽によって緩やかにプライバシー性を確保するといった対策は可能です。
このように間取り、仕様、外構といった複数の観点から総合的に設計することで、平屋であっても開放的な暮らしは実現可能です。
『デザインと高性能 細心設計のフジタ』では、平屋の施工実績も豊富です。
「平屋に憧れているけれど、プライバシーが心配」「土地の条件が気になるけど開放的な平屋を建てたい」こうしたご希望をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
※建築予定地が施工エリア内(石川)の方のみ対応させていただきます。



