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注文住宅に庭は必要?メリットデメリットと様々なスタイルを紹介!

2022.04.29住宅コラム

庭は注文住宅の外観を華やかにしてくれるため、玄関アプローチや駐車場と共に新築時につくる方が多いです。


しかし土地が大きく取れなかったりする場合、そもそも庭って必要なのかな?と思う方も少なくないです。


雑草の管理とか大変、というイメージがあると思いますが、フジタでは様々な側面やメリットを考慮して庭を同時に設計してもらうことをオススメしています。


今回は庭を設けるメリット・デメリットを、フジタの事例も交えつつ紹介していきます。


それでは、まず今回の記事のポイントです。

・庭は最低限でも新築時に同時につくっておくことで、外観もインテリアも豊かになるため、庭の必要性は高いです。

 

・庭は新築時に同時に考えると、できあがりの満足感が違い、統一感も出せます。

 

・デザインを豊かにする空間と同時に、バーベキューをする場所、お子さん・ペットを遊ばせる場所としても活躍します。


1.そもそも注文住宅で庭は必要?

庭は草むしりが大変、虫が来る…といったマイナスの側面も勿論あります。


しかし、せっかくの戸建ての注文住宅では、庭をうまく設計することで、外観の見栄えだけでなく室内から見える風景も大きく変わってきます。


そのため、庭のデザインはインテリアにおける影響も大きく、最低限でも庭を整えておくと満足度があがることでしょう。

石川の注文住宅での玄関から見える庭

出典:白山市北安田モデル

例えば大きな土地に、大きな庭を設けることもいいですが、上図の事例のように玄関まわりに小さな坪庭を設けると、玄関のインテリアとして高級感がグッと出てきます。

石川の注文住宅でのテラス

出典:白山市・施工事例

ウッドデッキやタイルテラスなどとの組み合わせで、より生活や趣味の幅を広げ、暮らしを豊かにすることもできます。


これは庭がある戸建てならではのポイントでもあり、バーベキューなどが趣味の方、または新築したら友人付き合いなどで庭を活用したい方にはピッタリでしょう。

1-2. 庭の設計は新築時に同時に仕上げることをオススメ

石川の注文住宅での小上がりから見える庭

新築時のコストを抑える為に、エクステリアは安価な外構専門店に依頼されることを検討される方もいますが、オススメとしては新築時の工務店でいっしょに仕上げることがオススメです。


理由は、テイストの統一感と、室内からの見え方を最大限考慮できるからです。


エクステリアは単純にカーポート1つ設置するにしても、サイズや駐車台数だけでなく家との調和性1つで、家全体の大きく印象が変わってしまいます。


またエクステリアは前述したとおり、外部からの見え方だけでなく、室内からの見え方も大事で、むしろ室内から眺める時間の方が長いです。


フジタでも、庭は室内のインテリアの1つとしてトータルでご提案を行っており、エクステリアも含めた見え方を考えて設計しています。


予算がどうしても厳しかったり、お知り合いに外構専門店がいらっしゃるといった場合を除き、同じ工務店で仕上げていきましょう。

2.注文住宅で庭を設けるメリットデメリット

つづいて、注文住宅で庭を設けるメリットとデメリットの両側面をみていきましょう。

2-1.庭のメリット

・家の全体的な外観を向上させるだけでなく、室内から見える光景も華やかにできる

 

・ガーデニングなどの趣味を楽しめる

 

・建物の延長線上の空間として、贅沢な空間に仕上げる

 

・作りによっては、ウッドデッキと組み合わせて、バーベキューや屋外でのおうちアウトドアなどを楽しむこともでき、生活を豊かにする

 

・夏の陽射し・照り返しの暑さをやわらげる

庭には、大きく分けて3つのメリットがあります。


1つが、外観および室内からの景観の向上です。


エクステリアがしっかりしている家は、外から見たときの印象が大きく変わってきたり、室内から見える景色で、室内の雰囲気まで良くなります。

2つ目は機能的な側面ですが、夏場の照り返しを抑制できる点です。


コンクリートでは夏場の照り返しが多く、室内へ暑さが伝わってきますが、芝生などにしておくことで暑熱対策になります。


最後のポイントは一番大事なポイントですが、家族の生活が豊かになる点です。


庭があることで、例えばバーベキューやおうちアウトドア、ガーデニングなどを楽しむことができ、趣味次第では生活が非常に豊かになるでしょう。

2-2.庭のデメリット

・雑草対策などをする必要がある

 

・植栽が育つまでに数年かかる

庭の最大のデメリットは、どうしても雑草などが生えてくるため、日々の管理が必要です。


また、シンボルツリーなどを植えても育つまでに数年かかるため、新築直後は少しイメージと違って寂しい場合もありますが、植栽の成長とともにすぐに改善されていきます。


いずれにしても、日々の管理・お手入れが必要なため、そこをネガティブに捉えてしまう方は庭の必要性自体を冷静に考えましょう。

3.庭を設ける際、気を付けるポイント

それでは、設計の際に気を付けるとよいポイントを箇条書きでまとめました。

・植栽、シンボルツリーは植えすぎないこと

 

・雑草は防草シートである程度防げる

 

・必要に応じて人工芝という選択肢もよい(天然芝は手入れが大変なことと、フサフサに育てるのに1年程かかる)

 

・オープン過ぎる庭は、隣家や道路などから見られやすい(防犯との兼ね合いで立地によって設計が難しい)

 

・防犯上、気を付けたい場所は防犯砂利を敷いておく

エクステリアの設計では、機能面・デザイン面どちらを優先するにしても、プライバシーとの兼ね合いや、防犯上の対策もしっかり考えておきましょう。

出典:野々市つばきの郷 モデル

上記の事例では、隣家・道路からの視線を遮って、開放的な庭を実現しています。


隣地境界に高い塀があることで、カーテンを開け放ってもよい状況が生まれ、キレイに整えた庭をインテリアの一部として取り入れることができています。


また中心にシンボルツリーを植えていますが、1本のみにすることにより、主張しすぎないバランスをとった構成になっています。

5.フジタの手がけた庭の事例

それでは、フジタで手がけた事例を2つみていきましょう。

5-1. 白山市北安田モデル

出典:白山市北安田モデル

こちらの庭の事例は、奥側の塀にコンクリート杉の板柄付きの目隠しを採用している点がポイントになります。


コンクリートの無機質な塀のままでは、どうしても殺風景になりがちです。


またガーデニングに段をつけていることで、植栽がすべて見渡すことができ、室内からみる印象も豊かになります。

5-2. 金沢市・施工事例

石川の注文住宅での玄関からの坪庭

出典:金沢市・施工事例

2例目は、和モダンのインテリアにマッチする飾り庭の例です。


玄関から坪庭が眺められるような設計になっています。


庭と言っても大きく走り回れるような庭だけでなく、このようにデザインとして設計された庭を活用することで家の高級感を一気にあげることができます。

6.まとめ

庭は新築時に同時に考えると、できあがりの満足感が大きく変わってきます。


また、家族によって庭の必要性や目的は異なります。


ただ、庭はデザインを豊かにする空間であると同時に、バーベキューをしたりお子さん・ペットを遊ばせる場所としても活躍する場所で、家族の時間を豊かにします。


以上より、多くの方にとって庭の必要性は高いと言えます。


気になった方は、トータルで様々な提案が可能なフジタにぜひご相談ください。


高天井からの柔らかな日差しで、上質空間を演出するコンセプトハウスが白山市あさひ荘苑にオープン。


メリハリある横長連続窓と、落ち着き感じるミドリの坪庭が見どころ。


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