Column住まいづくりのガイドブック

石川県の住まいの特徴とは?石川の気候風土に合った新築や補助金紹介

2023.07.20住宅コラム

今回は、石川県の気候風土に合った住まいの特徴を紹介していきます。


雪が多い石川県で注意しておきたい点や、気候風土を考えた時の最適な断熱性能、そして石川県・金沢市などの補助金の情報も紹介していきます。


石川県で新築を考えている方、もしくは石川県に移住などを考えている方にも、参考になる内容になっています。


それでは、今回の記事の要点からみていきましょう。

・石川県を含む北陸地方は、全国的に見ても家が大きい傾向がある地域

・石川県は省エネ地域区分で5~6地域になっており、適切な断熱性能が大事

・石川県での適切な断熱性能は、快適性の体感およびイニシャルコストとランニングコストの観点から、UA値0.4~0.6 W / ㎡・K未満がおすすめ

・石川県では県での新築向けの補助金はZEH住宅で20万円、さらに市町村での補助金が充実している(特に移住者に対して手厚い補助がある)

1. 石川県の住まいの特徴

1住宅当たり延べ床面積比較図

出典:国土交通省資料・フジタで編集

北陸3県は富山を筆頭に、全国的に住宅の床面積が大きいエリアとして有名です。


石川県も126.60㎡=約38.3坪となっており、全国6位となっており「家が大きい県」となっています。


土地が比較的安価であることなど、戸建が大きく設計しやすい環境もあるなど様々な要因が考えられます。


ちなみに最下位の東京都は65.9㎡=約20坪となっており、石川県平均の約半分です。


地域柄、大きい家がスタンダードと思われがちですが、昨今の石川県の実情を踏まえると延床面積30坪前半〜35坪が新築の「中央値」と思っておきましょう。


なお、土地から新築を検討されている方は、石川での土地探しでの注意ポイントもまとめていますので、合わせてご覧ください。

石川の注文住宅で失敗しないための土地探し!土地探しで気を付けるポイント5つ!

1-1. まちかどの住宅展示場が主流

まちかどモデルハウス

出典:フジタ・小松市北浅井モデルハウス

石川県は総合住宅展示場以外より、まちかどのモデルハウスが主流になっています。


まちなかのモデルハウスとは、モデルハウスとして建築した家を一定期間展示を行い、営業を行うと同時に、展示後は売却をしながら運営されるモデルハウスです。


総合住宅展示場では一気に色々な会社を見学できる反面、地元の会社は少ないという側面があります。


石川の地元の会社を見学しようと考えると、このようなまちかどのモデルハウスへ、予約をして見学にいくことが一般的に家づくりのスタートになってきます。


フジタも同様に、まちなかのモデルハウスを展示・売却をしながら注文住宅を中心にご提案しています。


そんなモデルハウスの見学の方法や、総合住宅展示場・まちなかモデルハウスの違いを解説している記事もありますので、合わせてご覧ください。

住宅展示場は見学だけでもOK!あなたに合った見学方法とは 

1-2. 石川県は積雪地域でも寒冷地ではない

雪で覆われた車

石川県は、冬季になると雪が多いですが、気温から見ると実は寒冷地ではありません


白山市の山間部〜岐阜や富山にほど近いエリアなどは寒冷地となりますが、金沢市・白山市の主要地域は省エネ地域区分で6地域~5地域に分類されます。

※省エネ地域区分とは?
日本全国を平均気温等を基に8つに分けた指標です。
この地域区分によって、求められる最低限の断熱性能も変わってきます。
6地域は東京都や大阪府など、5地域は滋賀県や京都府などと同じ区分になります。

一般的に寒冷地と呼ばれる地域は1~4地域となり、断熱性能なども「適切な」レベルが5〜6地域とは異なってくるため、地域に合わせた設計基準が明確になっています。


もちろん、金沢市・野々市市・白山市で新築を建てる際に、北海道レベルの断熱性能にすることは悪いことではありませんが、実際にかかるコストと効果のバランスを見極めて納得した上で断熱性能を選びましょう。

2. 石川県の適切な断熱性能は断熱等級6~5

省エネ基準地域区

出典:マグ

つづいて断熱性能の話を少し深掘りしておきましょう。


住宅業界では、少し前から断熱性能を高めることに注目されています。


断熱等級も以前までは4段階であった指標から、5・6・7という等級が新たに新設されました。


一部のハウスメーカー等を中心に、UA値すなわち断熱性能の高い家 = 良いという風潮になっていますが、「適度な範囲」を見極める必要があります

2-1. フジタは細心設計で「適度な範囲」を見極める

落ち着いた和室

もちろん、断熱性能を高めることは悪いことではありませんが、コストも掛かってくることを忘れてはいけません


新築時にかける建築コストと、その効果(イニシャルコスト)のバランスが取れていないと、「自己満足」の領域になってきます。


昔の家と比べれば高い断熱性能の家に、快適性や電気代の削減などの効果が見込めますが、これが「ZEHの家」 VS 「HEAT20 G3の家」であればどうでしょうか?


一般的に住宅会社のホームページで訴求している効果は、「平成25年度基準の家」もしくは「もっと古い家」 VS 「その会社の仕様」であり、効果を大きく見せている場合がほとんどです。


フジタでは自由設計のため断熱性能も自由に設定が可能ですが、おすすめはZEHレベル〜G2グレードをおすすめしています。


理由は、夏・冬ともに人が感じることができる快適な室内環境を実現でき、イニシャルとランニングのバランスがもっとも取れた設計が可能だからです。


また断熱だけでなく気密性能なども考慮する必要があり、石川県に合った設計をしようとすると、湿気対策として気密性能との相関も大事です。

3. 石川県の新築向け住宅補助金【2023年度版】

3-1. 令和5年度 住まいの省エネ促進事業費補助金

省エネ促進事業費補助金のパンフレット

出典:石川県

石川県では、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の新築に対して定額で20万円の補助が出ます


また、太陽光発電を載せない・もしくは少量の太陽光発電で、断熱性能や省エネ性能がZEH基準を満たしているNearly ZEH・ZEH Orientedでも10万円の補助金が出ます


このような県・市町村での補助金は有意義に活用しましょう。

【石川】2023年に家づくりをする方必見。令和5年に使える住宅補助金

3-2. 石川県内の各市の補助金

新築住宅にかかるコストイメージ

金沢市であれば、市の中心部に居住することや、市外からの移住で補助金が出ます。


白山市他の市では、市外からの転入や、親世帯との同居・近居による補助金など様々な制度があります


詳しくは石川県内の市町村別に住宅補助金の内容まとめた記事を用意していますので、気になる方はこちらも合わせてご覧ください

【金沢市・住宅補助金】金沢への移住・新築で使える住宅補助金2023年度

【白山・野々市・能美・小松・加賀】移住・新築で使える住宅補助金23年度

4. まとめ

着物で歩く女性

石川県での新築を考えている方は、このように地域柄や気候だけでなく、土地の特性や補助金制度まで幅広く考えて検討することがおすすめです。


フジタは白山市を中心に、昭和49年から工務店としての事業を営んできましたが、時代にも合わせた家づくりを行っています。


今は、住宅業界も大きな変革期に入っており、単純に石川県の気候風土だけ考えているだけでは不十分になっています。


ぜひ、石川県で新築を検討されている方は当社のモデルハウスへお気軽にお越しください。

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