Column住まいづくりのガイドブック

注文住宅のキッチンスタイルごとの特長とオシャレにするコツ5つ!

2021.08.31住宅コラム

住宅設備で一番気合を入れて決めていきたいキッチン!


キッチンのスタイルは、間取り設計にも大きく影響し、キッチンの見せ方でインテリアも大きく変わってきます。


今回は、キッチンをオシャレにするポイントやコツを紹介していきます。


それでは今回の記事の結論です。

・機能性を重視するならシステムキッチン、デザイン性・オリジナルを求めるのであれば造作キッチン

 

・アイランド型は魅せるキッチンを意識してプランする必要がある

 

・オシャレにするコツは2色+ホワイトのバランス。魅せるキッチンを意識すること


注文住宅のキッチン種類

石川注文住宅のキッチン1

注文住宅でのキッチンのスタイルは自由で、フジタではメーカー・グレード等バラバラです。


キッチンは大きく分けて「システムキッチン(メーカーの製品)」と「造作オリジナルキッチン」に分かれます。


システムキッチンは「品質が安定しており機能面では使い勝手が良い」です。


様々な機能や特長が各社から出ており、最近は家事をラクにするコンセプトが多くなってきています。


その反面、キッチン本体のデザイン性にこだわると、どうしても高級グレードになってきます。


スタンダードグレードのキッチンでは、ダイニング側からのコーディネートなどを工夫し、安っぽく見えない設計でカバーすることがポイントです。


機能面とコストを重視したい方はシステムキッチンが向いているでしょう。


一方、造作キッチンは「自由に形状・素材が選べる点がメリット」ですが、コーディネーターの腕に左右されやすい点が難しい点です。(フジタでは設計士がお手伝い)


また施工精度も組み立て時の職人で左右されたり、システムキッチンほど機能性はないですが、オリジナルで自分だけのキッチンがほしい!という方には向いています


コストもシステムキッチンに比べると高くなる傾向がありますが、こだわりたい方は是非気軽に相談ください。


それでは、キッチンの設計スタイルを、特長やおしゃれにするコツを見ていきましょう。


ペニンシュラ型キッチン

石川注文住宅のキッチン2

ペニンシュラ(peninsula)とは英語で、半島という意味です。
コンロ側が壁に接しており、ダイニング側へ対面型になっている最も一般的な形です。


そしてダイニング側に壁を設けるパターンと、キッチンカウンターがそのままフラットに見えるパターンに分かれます。


■ダイニング側に壁を作らないスタイルの特長(フルフラット対面)


キッチンの作業台が明るく、手元が広く料理ができることが最大のメリットです。


システムキッチンでは、通常のキッチンの奥行は650mmです。
それに対してフルフラット対面と呼ばれるキッチンは、メーカーにより若干奥行サイズが異なりますが約900~950mmが多いです。


このため、フルフラット対面は作業スペースが広く確保できます。


おしゃれにするポイントとしては、ダイニングから見える色柄・水栓にこだわる必要があります。


キッチン~ダイニング全体のインテリアスタイルもふまえて、デザインを決める必要があります。


アイランド型キッチン

石川注文住宅のキッチン3

アイランド型は、キッチンをぐるっと周回できるスタイルです。


アイランド型のメリットは、ダイニング・キッチンを広く見せることができる他、キッチンをインテリアの主役にすることです。


壁が少ない分、ダイニングとのつながりで空間が広く感じます
キッチンで立って料理をしていても、ダイニングでキッチン側を見ても、開放的な空間を創り上げることが特長です。


またアイランドキッチンはデザイン性が高いキッチンが多く、インテリアとしても魅力的です。


昨今の中級~高級グレードのシステムキッチンは、高級家具のようなたたずまいを意識して設計されています。カウンター厚さの薄く、スタイリッシュなキッチンをダイニング側からも楽しめます。


造作キッチンでは、ダイニング側からの見え方、背面収納との統一感など自由にコーディネートしていきます。


高級グレードのシステムキッチンに負けない満足感のある空間を創り出せます。

注文住宅のキッチンをおしゃれにするコツとフジタのキッチン事例

オシャレにするポイントはこちらです。


ただ、フジタではあくまで個々のインテリアにマッチした形でコーディネートしていきます。そのため正解はありません。

・ダイニング側からの見え方を意識する

 

・床面・天井とのつながりを考え、全体で2色+ホワイトをバランスよく配置する

 

・背面収納は扉で一面隠せるような収納も可能

 

・背面収納の色は、キッチン本体・インテリア全体との調和を考慮する必要がある

 

・家具、特にダイニングテーブルは、LDK全体のワンポイントになるので色・デザインは重要

それでは、当社の事例をご覧いただきながらポイントを紹介していきます。

■フジタのキッチン事例1:当社事例(Instagramより)

ステンレストップが美しいオープンキッチン。収納扉はキッチンと同じ面材を取り寄せ、造作で作りました。


キッチンと背面収納一体感を感じる作りとして、キッチン全体で統一感を持たせています。


オーク柄の床材に対して、ダークなキッチンで締めるコントラストを意識して、オシャレなキッチンをより際立出せています。


■フジタのキッチン事例2:北安田コンセプトハウス2019

落ち着いたナチュラル系インテリアに合わせたキッチンです。


収納スペースをしっかり確保したキッチンに仕上げています。水平方向の柾目を基調とし、シンプルでありながらも機能性に溢れています。


ブラックのコントラストを入れることで、木目だらけの単調な空間にならないよう設計しています。


また、背面の家具も同じように水平方向の柾目調の収納にすることで、キッチンとのつながりを感じられます。

■フジタのキッチン事例3:当社事例(Instagramより)

アイランドキッチンを中心としたダイニングキッチン。
上質な素材と質感がひと時の安らぎを与え、心にゆとりをもたらしてくれます。


また、使わない時はすっきりと「魅せる」仕様になっており、造作収納によって壁のアクセントと共にとても高級な仕上がりになっています。


アイランドキッチンや、フルフラットキッチンの時は、生活感を出さないための収納が重要なポイントです。


また、キッチンとダイニングテーブルは黒~濃いグレーで統一するとともに、ブラックの壁材との繋がりもコーディネートのポイントです。

■フジタのキッチン事例4:中林コンセプトハウス2020

木目を活かした素材が上質感を演出し、優しく包み込んでくれるダイニングキッチンです。


キッチンはダイニングから見えるキッチン・天井とのつながりを意識して設計しております。


天井・キッチン・床面とのナチュラルインテリアの統一感と、アクセントでブラックの化粧材やダイニングテーブルにより、ホテルライクな高級感を出します。


さらに、ダイニングでは坪庭を眺めながら食卓を囲めるように雪見窓を設置しています。


カーテンを閉めなくとも外からの視線が入らず、朝は明るく、夜は落ち着いた雰囲気を生みだし、時間よって見え方の異なるダイニング空間を創り出します。


高天井からの柔らかな日差しで、上質空間を演出するコンセプトハウスが白山市あさひ荘苑にオープン。


メリハリある横長連続窓と、落ち着き感じるミドリの坪庭が見どころ。


ご予約はこちらから。

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