Column住まいづくりのガイドブック

せっかくの注文住宅!補助金を活用してオトクに建てるZEH

2022.01.29住宅コラム

今回は、ZEHで使える補助金を紹介していきます。 


22年の年初時点では、「こどもみらい住宅支援事業」という補助金が活用できます。 


着工時期などの条件がありますが、せっかくの新築であればオトクに新築できればいいですよね。 


そして、来年度のZEH補助金(令和4年度)を狙うのであれば、この年初の時期は家づくりを検討するピッタリの時期! 


補助金を活用して家づくりをしたい方に必見の記事です。 


それでは、まず冒頭に今回の記事のポイントを紹介します。 

・22年1月時点では、「こどもみらい住宅支援事業」の利用を前提に考えた方が良い

 

・建築される家の条件はZEH補助金と同じだが、居住する世帯の年齢や家族構成に条件がある

 

・令和4年度(※例年5月頃に募集が始まる)のZEH補助金を狙うなら、年明けの今がチャンス!

 

・ZEHレベルの場合、補助金額は100万円 / 戸!

 

・認定低炭素住宅・認定長期優良住宅・性能向上計画認定住宅と同レベル以上の場合は、80万円 / 戸 の補助金

ZEH住宅とは

注文住宅補助金ZEH画像①

よく耳にするZEH(ゼッチ)住宅の定義は、大きく3つのステップを満たした住宅のことを指します。 


まず1つ目は、一定以上の断熱性能があることです。 


全国を気候に合わせて8つの地域に分けた「省エネ基準地域区分」では、石川県は3~6地域にあてはまりますが、多くの地域が5~6地域にあたります。 

石川で注文住宅を建てる際の地域区分

※単位:UA値(W / m²・K) 


ZEH住宅にするために、例えば金沢市であれば家の平均的な断熱性能として、UA値を0.60W / m²・K以下にする必要があります。 


フジタでは、標準仕様でZEHレベルの断熱材や窓の性能を取り入れていますが、間取り・プランによっては調整をします。 


断熱に関して詳しくは、「高気密高断熱って何?石川県で建てるベストな高気密高断熱住宅について」でも紹介しています。 


つづいて2つ目は、省エネ設備機器を導入することです。 


省エネ性能は「一次エネルギー消費量の計算」で行いますが、冷暖房設備・給湯設備・換気設備・照明設備(家電を想定したその他の設備は計算上除く)で、一般的な設備に比べてどれくらい省エネか?を推し測ります。 


簡潔に説明すると、一般的に使うと想定されるエネルギーより、約20%以上省エネな機器を導入していれば第2ステップはクリアです。 


最後に、一般的な住宅に比べてエネルギーをムダに消費しにくい住宅である第1ステップ・第2ステップをクリアしていることを前提に太陽光発電を設置します。 


太陽光発電による年間の創エネが、年間の使用エネルギーを上回っており、「実質的」にゼロエネルギーになることでZEH住宅が完成します。 


必要な太陽光発電は間取りや性能による変動しますが、3kW~5kWとなっています。 


フジタでは22年、ZEH仕様でご契約いただいた方に「太陽光パネル」をプレゼントしているキャンペーン行っていますので、そちらも合わせてご覧ください! 


ZEHは、正式には「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略語で、エネルギーの差し引きを実質(=ネット)ゼロにする、という意味です。 


この3つのステップをクリアすることで、ZEH住宅の完成です。 


それでは、早速どんな補助制度があるのか、を見ていきましょう。

こどもみらい住宅支援事業で最大補助額

石川で注文住宅を建てる際に使えるこどもみらい住宅支援事業

令和3年度の補正予算が基になっている補助金で、22年に入ってこれから家づくりを考える方向けの内容です。 


ZEHは、経済産業省や環境省が管轄していましたが、こどもみらい住宅支援事業は国土交通省が管轄しています。 


まず補助金を受けるための条件と、気になる補助金額を見ていきましょう。 

石川で注文住宅を建てる際の省エネ性能と補助金額の相関
石川の注文住宅ZEH補助金の対象

このような内訳になっています。 


一定以上の省エネ性能を有する住宅で60万円もらえることになりますが、これは国が定める最低限の基準になっているので、計算さえすればほぼ全員もらえる補助金、ということになります。 


高い省エネ性能を有する住宅としては、認定長期優良住宅や認定低炭素住宅がこれにあてはまります。 


各住宅で、細かい規定が異なるため詳細はフジタの担当者に伺ってもらえればと思いますが、ZEHのように太陽光発電が必須ではなかったり、求められる一次エネルギー消費量の削減率が10%となっていたりと基準が少し緩いです。 


その代わりに補助金額としては80万円までとなります。 


ZEHは、このカテゴリーの中では最も省エネ性能が高く、石川県の状況ですと太陽光発電も必須になってくる場合がほとんどですが、その分補助金額は満額の100万円になります。 


スケジュールとしては、令和4年3月頃~遅くとも令和4年10月31日まで(予定)となっています。(22年1月初旬時点) 


工事着工後に補助金の予約申請が可能となっており、予約によって補助金が一定期間確保される仕組みになっています。 


なお戸建住宅は、令和5年5月末までに工事を完了する必要があります。 


せっかくの機会なので、ZEHをお考えの方はぜひフジタの担当者と、オトクに家づくりを検討してみてください!

 

住宅ローン控除も 最大対象ローン金額が違う

石川で注文住宅を建てる際にお得な住宅ローン控除

住宅ローン控除は2022年税制改正により、住宅ローン控除が今までの1%から0.7%へ引き下げが行われる見込みです。(22年1月時点) 


ただし、控除年数が最大10年であったところが最大13年に延長になっています。 


さらに建築する住宅の性能が良いほど、対象となるローン金額が大きくなります。 


土地とともにローン金額が大きい人は注目の制度です。 

石川の住宅ローン控除での基準額


ZEH支援事業・ZEH

石川でZEH住宅を建てる際に使える補助金

まず22年初旬時点では、令和3年度の本予算によるZEH補助金は終了しています。 


そのため、22年初旬の直近で契約・着工される方は、上記の「こどもみらい住宅支援事業」を活用すると良いでしょう。 


一方、これから住宅会社を検討する・土地を探す・間取りを検討する、といった段階の方にオススメなのは「令和4年度のZEH補助金」を今から狙うこと、です。 


例年通りであれば、住宅の補助金の基になる「予算」は、3月下旬に最終的に決定されて4月~5月頃に詳細が発表、募集開始がなされます。 


ここで重要なポイントは、「補助金の詳細が出てから、住宅会社などを検討していては遅い」ということです。 


ZEH補助金は、2021年通りであれば、 

・一次募集:5/6~6/18

・二次募集:7/5~8/20

・三次募集:8/30~9/24

・四次募集:11/15~2022/1/7

となっていますが、三次募集・四次募集は着工・完工時期も早くなっており、工事としても逼迫する状況に追い込まれ、ゆっくり仕様決めすることが難しくなってきます。 


フジタでは平均着工からの工事期間としては5ヶ月を設けており、早めの申請の方が仕様打合せなども余裕を持ってすすめることができます。 


令和3年度および例年の傾向から推測するに、2022年も同様の傾向になってくると思われ、スケジュールを考慮して早めに仕様などを決めておくことをオススメします。 


3月頃までに住宅会社を決めて、4月頃に間取りや仕様を決めておくと遅くとも二次募集あたりには余裕を持って提出できるでしょう。 


昨今の経済産業省・環境省・国土交通省の動き、2022年の「予算概算要求」を見ている限りでは、ZEH補助金は例年通り実施される可能性が極めて高いです。 


2021年は1戸あたり60万円でしたが、2022年度の1戸あたりの補助金額はまだ明確になっていません。(2022年1月時点) 


補助金額は過去の傾向では、だんだん減っている傾向がありましたが「こどもみらい住宅支援事業」で100万円と増額されており、益々金額は読みにくい状態です。 


参考として、令和3年度のZEH補助金を受けるための条件をこちらで紹介しておきます。

ZEH補助金の詳細(令和3年度本予算分のため参考情報)

こちらが、石川県でZEHの条件を満たして建築するための簡易的なリストです。 


①断熱性能・UA値0.6(W / m²・K)以下 ※旧白峰村 除く 

②一次エネルギー消費量の削減率:20%以上削減 

③太陽光で削減率100%以上 達成 


※フジタでは22年ZEH仕様でご契約いただいた15組に「太陽光パネル」をプレゼントキャンペーン 


【補助金額】 

・ZEH:1戸あたり60万円(環境省管轄のZEH) 

・ZEH+:1戸あたり105万円(環境省管轄) 

・次世代ZEH+実証事業:1戸あたり105万円(経産省管轄) 


高天井からの柔らかな日差しで、上質空間を演出するコンセプトハウスが白山市あさひ荘苑にオープン。


メリハリある横長連続窓と、落ち着き感じるミドリの坪庭が見どころ。


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