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住宅コラム

高気密高断熱住宅だとどれくらい電気代を削減できるの?グレードごとに解説!

高気密高断熱は省エネ!と言いますが、どれくらい省エネなんでしょうか?実際の身近な電気代に置き換えてもらわないと実感が沸きませんよね。

今回は、高気密高断熱によってどれくらい光熱費が削減できるの?という観点から、高気密高断熱に対する考え方をいっしょに考えていきましょう。

この記事の結論です。

・高断熱住宅(HEAT20レベル)では、省エネ基準比で暖房にかかる負荷を約半分に

・光熱費(暖房のみ)に置き換えると、年間約1.6万円の削減(石川県金沢市の試算)

高気密高断熱住宅とは?おさらい

高気密高断熱の電気代削減例1
住宅の気密(隙間の面積)は、C値という値で表しています。

C値とは、例えば延床面積が120m²の住宅でC値2.0cm²/m²の場合、2.0cm²×120=240cm²の隙間がある、ということです。
家全体の隙間を合算すると、15cm×16cmの隙間があることになります。

建築業界では、C値が1以下を高気密住宅・0.5以下を超高気密住宅と言うことが多いです。

そして断熱性能は、屋内と屋外との熱の出入り(熱貫流率)が、床(基礎)・壁・天井(屋根)でどれくらいあるのか?ということをUA値で表しています。

石川県では、国が定めている基準としては0.87W/m²・Kです。

ただしこの数値は最低限の目標であり、高断熱の1つの指標であるZEH(ネットゼロ・エネルギー・ハウス)では、0.6W/m²・K以下で高断熱と言えるのではないでしょうか。

詳しくは、「石川県で建てるベストな高気密高断熱住宅は?W断熱にこだわる理由」をご覧ください。

高気密高断熱住宅だと電気代が削減できる理由

高気密高断熱での電気代削減2
住宅の隙間が少なくて、断熱性が高いと電気代が削減できる(しやすい)ズバリの理由は、「少ないエネルギーで冷暖房が効く」からです。

例えば保温性の高い水筒と、保温性の低いペットボトルに暖かいお茶を入れたとしましょう。

保温性の高い水筒は、一度入れた暖かいお茶がなかなか冷めずに暖かいままです。それに対して保温性の低いペットボトルはすぐお茶が冷めてしまいますね。

ペットボトルは暖かさがキープできないので、冷めてきたら温め直さないといけません。

温め直すには、また沸かし直しをするなりエネルギーを使う必要があります。

これが住宅にもそのまま当てはまります。

断熱性の高い家は、エアコンを夏は冷房28℃・冬は暖房20℃の設定温度でも快適に過ごすことができます。

例えば、断熱性の低い築30年の私の実家は、夏は25℃・冬は26℃ぐらいでフルパワーで動かないと部屋の温度がキープできません…。

高気密高断熱での電気代削減3
そして実は、気密性も電気代に関わってきます。

着目する点は、「適切な換気ができないことで、電気代に影響してくる可能性がある」ということです。

気密性能が悪いと、「屋内外の温度差によって換気が逆流してしまうこと」が発生します。

例えば冬に、部屋の温度が20℃・屋外の気温が0℃の時(第3種換気時)、

C値1以下:給気口からの給気量は5m³/h ➡ 適切な換気が出来ている

C値1.5以上:給気口から逆に室内の空気が漏れていく
(※参考:パナソニック・第3種機械換気:建物の気密性能と自然給気口からの給気量

となっており、せっかく温めた室内の空気が勝手に漏れだしていく、ということです。

隙間が多いと空気が色んな箇所から出入りして、換気のコントロールができません。

気密性能を上げることで、換気を適切な箇所でコントロールすることができ、熱ロスを防いで冷暖房の使いすぎを未然に防いでくれます。

また要望に応じておすすめしている熱交換型の第1種換気システム。
こちらは各部屋の壁に給気口穴を空けず、家全体の換気をダクトで行うことで実生活を送る上での気密性能が上がります。

また熱交換の効果により、冷暖房費用を抑えることができ省エネにも繋がります。

このように、断熱・気密ともに冷暖房に大きくかかわってきます。

断熱性にはグレードがある

高気密高断熱での電気代削減4
断熱性能は、昨今はUA値という数値での比較が多くなっていますが、ある一定のレベルを基準としてグレード設定がされています。

断熱性能のレベル順に見ていきましょう。

■石川県(5・6地域)で設定されている断熱グレード

高気密高断熱での電気代削減5
※石川県でも白山市の岐阜~福井県寄りの一部地域は4地域相当に当てはまります

このように、一般的には5つのグレードの名称があります。

まず、次世代省エネ基準(H28年度基準)は、国が定めた最低限の努力目標基準です。

そこから、ZEHレベルを超えてHEAT20と一般的に呼ばれているさらに高レベルな断熱性能のグレードがあります。(※G3は最近設定され始めたグレードで公式ではない)

フジタの住宅は、ZEHレベルを標準的な仕様としていますが、ご要望に応じて最高レベルのHEAT20クラスの家づくりも可能です。

各断熱グレードの電気代と暖房負荷をそれぞれ解説

高気密高断熱での電気代削減6
それでは、今回の記事の核である各グレードごとの暖房負荷と、電気代の相関についてです。

まず石川県の5・6地域において、国が定める省エネ基準比で削減できる暖房負荷は、

HEAT20 G1グレードの場合…約30%削減

HEAT20 G2グレードの場合…約50%削減
(※参考および前提条件等:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会

となります。

HEAT20 G2グレードレベルの断熱性能まで高めていくと、暖房負荷としても約半分のエネルギーで快適な温熱環境が作れる、ということです。

体感レベルとしては、冬季に15℃(体感温度)を下回る時間が、

省エネ基準の場合…約30%削減

HEAT20 G1グレードの場合…約20%削減

HEAT20 G2グレードの場合…約15%削減
(※参考および前提条件等:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会

となり、同様の暖房負荷を使っていても、人間の健康上の観点からも推奨されている15℃を下回る時間を極力少なくすることができます。

また、こちらを最終的に光熱費(暖房負荷のみ)に変換すると、

省エネ基準の場合…35,486円(14,776MJ)

HEAT20 G1グレードの場合…23,315円(9,708MJ)

HEAT20 G2グレードの場合…19,388円(8,073MJ)
※参考:G1・G2の水準値UAの地域補正プログラム
※金沢の気候で試算
※1kWh:9.76MJで試算
※1kWh単価:23.44円(北陸電力・従量電灯の第3段階料金)

となります。

これは年間の光熱費ですが、永く住んでいただくことを前提とする新築において、この光熱費の差額は「塵も積もれば山となる」のように、大きな差額となっていきます。

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