Column住まいづくりのガイドブック

注文住宅で人気のスキップフロアの設計のコツとフジタの事例紹介

2022.03.21住宅コラム

今回は、インスタなどでも反響の多い注文住宅における「スキップフロア」についてフォーカスしていきます。


スキップフロアは階段の踊り場のようなタイプから、部屋やフロア全体を段違いに設計するタイプなど、様々な設計があります。


そんな遊び心のあるスキップフロアを取り入れた間取りにしたい方は必見の、スキップフロアの基礎〜設計時に考えておくべきポイントを紹介していきます。


それでは、今回の記事のポイントをみていきましょう。

・スキップフロアは段違いの設計で、特別感のある空間ができます。

 

・スキップフロアのメリットは、縦方向に開放的な間取りが設計しやすくなる一方、デメリットは空間が大きくなるため温熱環境への配慮も忘れずにしましょう。

 

・スキップフロアは空間が大きくなるため、家全体も大きくなりがちでコストとのバランスも大事です。

 

・スキップフロアを検討している方には、白山市北安田モデルハウス・野々市市中林モデルをぜひ参考にしてください。

1.スキップフロアとは段違いの設計

注文住宅のスキップフロア設計

まずスキップフロアとは、段違いになっている設計を指します。


階段部と組み合わせて、上下の段違い空間を創り出すことでスキップフロアは設計します。


基礎空間を利用して「0.5階」を設計したり、1階と2階の間にある「1.5階」といった、特別感のあるコンパクトな空間が一般的に用いられるスキップフロアです。


多層的なフロアーで構成する、家全体がスキップフロアになっている設計もありますが、それぞれにおけるメリットやデメリットをみていきましょう。

1-1.スキップフロアのメリット

・特別感のある空間で、遊び心のある間取りになる

 

・空間を広く魅せることができる

 

・幅広い使い方ができる、ちょっとした空間がうまれる

スキップフロアのメリットは、特別感のある空間が創れることです。


余裕がもたらす遊び心のあるプランで、リビングを中心として楽しいプランになることが挙げられます。


また、リビングに併設することが多いスキップフロアですが、リビングとくっつけて設計すると空間を大きく見せる効果もあります。


未利用空間を活用するスキップフロアは、室内の空間の拡がりを演出すると共に、機能面も様々な使い方ができます。


スキップフロアで設ける空間の広さは様々ですが、大きさや家族のスタイルに応じてアレンジもしやすい空間です。


在宅ワークのスペースとして、家事スペースとして、そして時にはお子さんの遊び場としてライフスタイルの変化に適応しやすい空間と言えます。

1-2.スキップフロアのデメリット

注文住宅のスキップフロアのデメリット

・階段が多くなるので、バリアフリーの観点から将来のことも考えておく必要がある

 

・空間が大きくなるので空調設計もしっかりすることをオススメします

 

・建築会社に求められる設計・施工レベルが高い

一方でスキップフロアのデメリットは、主に3つです。


1つは、階段が多くなり加齢配慮の面から、将来的に使いにくくなることも想定されます。


高齢の方で2階にほとんど行くことがない、という方もいらっしゃいますので、階段が多くなるスキップフロアはバリアフリーの観点からは不利です。


ただし、フロアごとに上る階段の数は少なくなることが多いため、多階層の設計にされている場合、1階・2階で分離しているプランに比べて昇り降りがラクな可能性もあります。


2点目は、空間が大きくなりがちなので、空調設計が難しいことです。


空間が大きくなると、暖かい空気と冷たい空気が分かれやすく、空調設計が難しくなります。


フジタでは全棟ZEHレベルの断熱性能のため、大きなリビングや、リビング内階段でもエアコン1台で安心して空調が可能です。


そして最後は、建築会社側での設計が難しいことです。


スキップフロアは、間取りを構造躯体の仕組みまで理解した上で、立体的に間取りを考える必要があります。


間取りやデザインといった側面と、耐震性能といった基本的な住宅として求められる性能の側面を両立しないといけません。


フジタでは設計における実績も多くあり、スキップフロアの設計を取り入れたプランも安心しておまかせください。

2.スキップフロアの設計時のポイント

注文住宅のスキップフロアポイント

スキップフロアがほしい、と思った時に設計士といっしょに、下記のポイントを考えていきましょう。

・家全体が大きくなりがちなので、コスト面とのバランスも考慮

 

・階下のスキップフロアは、天井高さが低くなることもあり、使用目的を明確化しておく

スキップフロアを採用する住宅は、建物全体が大きくなりがちであることから、建築コストは高くなりがちです。


もちろんスキップフロアをうまく活用し、コンパクトに設計することもできますが、やはり一番気を付けたい点は全体の建築コストと言えます。


そして、メリットであげた使用用途が豊富にある空間である反面、使用用途を明確にしておくと良いでしょう。


せっかく作ったのにあまり活用していない、となると勿体ないです。


使いやすい場所であることや、例えば棚や机などを造り付けにしておくことで、活用しやすい場所になるでしょう。

3.フジタの事例

それでは、フジタの施工事例を参考にしながら、スキップフロアの活用方法などをみていきましょう。

3-1.白山市北安田コンセプトハウス

注文住宅のスキップフロア事例①-1
注文住宅のスキップフロア事例①-2

出典:白山市北安田コンセプトハウス


こちらの実例のスキップフロアにおけるポイントは、リビングに隣接した在宅スペースです。


テレビを置いているリビングの正面といえる壁の裏側を活用した事例です。


小上がりになっている場所は、リビングとは分離されつつも家族の雰囲気を感じながら仕事ができる環境を創り出しています。


こちらの空間も造り付けのカウンターを設けることで、仕事がしやすい場所になっています。


読書などが趣味の方であれば、家族と存在感を共有しつつも自分の空間で趣味に没頭できるでしょう。

3-2.野々市市中林モデル

注文住宅のスキップフロア事例②

出典:野々市市中林モデル


こちらの実例のスキップフロアにおけるポイントは、開放的なリビング内階段の途中に設けたスキップフロアです。


北安田モデルと同様、カウンターに机を設けることで在宅ワーク・趣味の部屋・家事スペースとしても使い勝手の良い場所です。


またスキップフロアを設けている場所は、吹き抜けとしてリビングに開放感を与えると同時に、家族の雰囲気を感じながら、ひとりで集中できるスペースという2つの役割を果たしています。

4.まとめ

スキップフロアは人気がある反面、設計が難しいことが難点です。


フジタではこのように多くの施工経験がありますので、安心してご相談ください。


また、スキップフロアを検討している、実物を見てみたい、という方は事例でご紹介したフジタの2つのモデルハウスをぜひご覧ください。


スキップフロアを考える上で、体感することで参考になることが多いモデルハウスになっていますので、きっと家づくりの参考になるでしょう!

高天井からの柔らかな日差しで、上質空間を演出するコンセプトハウスが白山市あさひ荘苑にオープン。


メリハリある横長連続窓と、落ち着き感じるミドリの坪庭が見どころ。


ご予約はこちらから。

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